ハーレクインロマンス小説はお好きでしょうか?
わたしは一時期、ハーレクインロマンス小説にハマりまして、20代の頃は古本屋さんで買いあさりました。今もあるのかどうかは定かではないのですが、当時は100円とか50円で買えて重宝したものです。
会社から帰ると購入したばかりのロマンス小説を抱えて、風呂につかりながらニマニマするのが好きでした…!イケメン俺様金持ちの権力者に反発するヒロイン、でも最後にはハッピーエンド!という裏切られることのないお約束に心打ち震えたものです。
そして、思い返せば、わたしが『高慢と偏見』にハマったのもこの頃でした。
というわけで本日の記事を紹介します。
「結婚=ゴール」じゃない? 女性の幸せの本質を描く「ロマンス小説」の世界
「結婚=ゴール」じゃない? 女性の幸せの本質を描く「ロマンス小説」の世界
──そもそもロマンス小説とはどういった本になるのでしょうか? 改めて教えてください。
「ロマンス小説は広義では恋愛小説全般のことですが、海外とくに欧米豪の作家が書いた恋愛作品の翻訳版を指すことが多いです。作家も女性の方が多いですね。基本はハッピーエンドの物語で、海外では英語圏を中心に大人気。特にアメリカでは出版業界のドル箱ジャンルです。日本で売っている本は、海外の出版元から版権を買い取り、翻訳したものになります」
──基本的には男女の恋愛を描くということですか?
「男女が多いのですが、なかには同性間の恋愛もあり、『恋愛=男女間で起こるもの』という定義ではないんです。様々なジャンルがあり、異人種同士や階級差を乗り越えたロマンスも展開されるなど、多様な恋愛が描かれています」
──具体的にどんなジャンルがあるのでしょうか?
「一番人気は歴史ものの『ヒストリカル』。そのなかでも英国(イングランド)の摂政時代を舞台にした作品は根強い人気を誇ります。その理由は英国文学の最高峰と言われるジェーン・オースティンの『高慢と偏見』がこの時代を舞台にしているから。ロマンスの原点と言われている古典的な作品です。また、スコットランド人のヒーロー(ハイランダー)が主人公の物語や、中世ヨーロッパ、アメリカの南北戦争時代を舞台にしたものなど、幾多の種類が枝分かれしていることも特徴といえます」
女性の幸せの本質を描く
女性の幸せの本質を描く。
あ、これって確かにエリザベスとジェインに当てはまるかも…!と感じました。また、ある意味では、シャーロットやリディアにも当てはまるのかもしれません。
彼女たちはそれぞれのやり方で伴侶を見つけて、捕まえ、彼女たちなりの幸せをつかみました。
そういう意味では『高慢と偏見』もハーレクインロマンス小説に含まれるのかもしれません…!でも、単なる恋愛を超えた魅力がありますけれどね…!
「女性は自由であっていいということ。他人の目を気にする必要はなく、どう生きたいか自分で選択できるということ。ロマンス小説のヒロインたちは自分で幸せを掴もうとしています。その過程には苦難もあるけれど、自らの力で乗り越えていく彼女たちは美しいですよね。幸せとは他人から与えられるものではないということを教えてくれました」
ちょっと興味深く読ませていただきましたので紹介しました。
「結婚=ゴール」じゃない? 女性の幸せの本質を描く「ロマンス小説」の世界
久しぶりにハーレクインロマンス小説の世界にひたりたくなりましたが、あれは本当に沼なので慎重になってしまいます…!